2016年12月10日
Emma フィンランド最初のヒットソング 歌詞とカタカナるび
Emma はトゥレ・アラ(Ture Ara)が1929年に歌った、フィンランド初のヒットソングでした。3万枚を売り上げたこの曲は長い間、人々の記憶に残りました。流行りの音楽と記憶に残る音楽は違いますが、Emmaはその両方を間違いなく満たした歌だったのです。
写真はドラマ Talvisotaより。
写真はドラマ Talvisotaより。
エッマは女性の名前です。つまり、この歌はラブソングだったわけです。歌の中でトゥレ・アラは繰り返しエッマに対して呼び掛けます。しかし、エッマが返事を返すことは、きっと未来永劫に無いでしょう。これは失恋の歌なのですから。あるいは、彼もそのことを理解しているかもしれません。
それでも……トゥレ・アラは彼女に呼び掛け続けます。
ああ、エッマ、エッマ!ああエッマ、エッマ……。
Finlandia Hymni と同じく、フィンランド語の歌詞にカタカナるびを振ってあります。これで歌いやすくなるはずです。注意しなければならないのは、「カタカナ通りの発音をしない」こと。
今回参考にした音源はこちらです。YouTubeのリンクを貼りますが、iTunesにも購入できるものがあります。
なお、Emmaはいくつもの音源があります。この音源も本当にTure Araのものかどうかはわかりません……。
YouTubeリンク
https://youtu.be/ggRnk0qeU7Q
このEmmaという曲は翻訳されていないようなので、後に日本語訳をつけてみます。拙訳ですが、だいたいの意味は通るはずです。
さて、Finlandia Hymni とはちがい、るびは1つしか振ってありません。
合唱であるフィンランディア賛歌とは違い、Emmaでは単語同士が繋がるような発声箇所はあまりありません。音源を聴きながら歌えば、さほど難しくはないはずです。
1.
おい むいすたとこす えっま せん くぅーたぁもいらぁん くぅん ゆぅでっさぁ たんしっすた くるゆぇてぃん
Oi, muistatkos' Emma Sen kuutamoillan kun yhdessä tansseista palattiin
くぅん しゅだんめし あんのいと や らっかうてし ゔぁんのいと や るぅぱしと おらぁ みぬぅん おまに
Kun sydämesi annoit ja valasi vannoit ja lupasit olla minun omani
おい えっま えっま おい えっま えっま くぅん くぅん るぅぱしと おらぁ みぬぅん おまに
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma Kun lupasit olla minun omani
おい えっま えっま おい えっま えっま くぅん くぅん るぅぱしと おらぁ みぬぅん おまに
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma Kun lupasit olla minun omani
4.
みな うすこいん や ゔぁんのいん や そるむくせん あんのいん や るぅぱしん おらぁ すぅん おまし
Minä uskoin ja vannoin Ja sormuksen annoin Ja lupasin olla sun omasi
しな ゔぁらし たいといと や らふやすたに らいといと ゔぁいん へいるゔぁと れんかはと こるゔぃし
Sinä valasi taitoit Ja lahjastani laitoit vain heiluvat renkahat korviisi
おい えっま えっま おい えっま えっま ゔぁいん へいるゔぁと れんかはと こるゔぃし
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma
Vain heiluvat renkahat korviisi
おい えっま えっま おい えっま えっま ゔぁいん へいるゔぁと れんかはと こるゔぃし
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma
Vain heiluvat renkahat korviisi
1.
ああ、あなたは覚えていますか、エッマ
月明かりの夜、私たちがダンスから戻ったとき
あなたは心を捧げ、愛を誓い、そして恋人になると約束してくれた
ああ、エッマ、エッマ!ああ、エッマ、エッマ!恋人になると約束してくれた……
4.
私は信じ、誓い、指輪を捧げ
あなたのものになると約束したのです
あなたは誓いを破り、私の贈り物をただのイアリングに変えてしまった
ああ、エッマ、エッマ!ああ、エッマ、エッマ!ただのイアリングに変えてしまった
ああ、エッマ、エッマ!ああ、エッマ、エッマ!ただのイアリングに変えてしまった
なぜ歌詞がいきなり4番に飛んでいるかといえば、後世の音源では間に2番と3番が挟まるからなのです。
2番ではお互いに相手を欲し、3番では愛を裏切らいことを誓おうとします。しかし、4番の結果を迎えてしまうのでした……。
なぜイアリングなのかはよくわからないのですが、エッマは何とも思っていなかった……ということかもしれません。
あるいは単に、拙訳による翻訳間違いでしょう()
トゥレ・アラのヒットソングはもう1つあります。同じ1929年につくられたAsfalttikukkaという曲でした。この曲も大変甘美なメロディで、素晴らしいです。
歌詞については全く触れていないのでわかりませんが、いつか内容を読み取ってみたいとは思います。
https://youtu.be/LfBMMlaH8nY
それでも……トゥレ・アラは彼女に呼び掛け続けます。
ああ、エッマ、エッマ!ああエッマ、エッマ……。
Finlandia Hymni と同じく、フィンランド語の歌詞にカタカナるびを振ってあります。これで歌いやすくなるはずです。注意しなければならないのは、「カタカナ通りの発音をしない」こと。
今回参考にした音源はこちらです。YouTubeのリンクを貼りますが、iTunesにも購入できるものがあります。
なお、Emmaはいくつもの音源があります。この音源も本当にTure Araのものかどうかはわかりません……。
YouTubeリンク
https://youtu.be/ggRnk0qeU7Q
このEmmaという曲は翻訳されていないようなので、後に日本語訳をつけてみます。拙訳ですが、だいたいの意味は通るはずです。
さて、Finlandia Hymni とはちがい、るびは1つしか振ってありません。
合唱であるフィンランディア賛歌とは違い、Emmaでは単語同士が繋がるような発声箇所はあまりありません。音源を聴きながら歌えば、さほど難しくはないはずです。
1.
おい むいすたとこす えっま せん くぅーたぁもいらぁん くぅん ゆぅでっさぁ たんしっすた くるゆぇてぃん
Oi, muistatkos' Emma Sen kuutamoillan kun yhdessä tansseista palattiin
くぅん しゅだんめし あんのいと や らっかうてし ゔぁんのいと や るぅぱしと おらぁ みぬぅん おまに
Kun sydämesi annoit ja valasi vannoit ja lupasit olla minun omani
おい えっま えっま おい えっま えっま くぅん くぅん るぅぱしと おらぁ みぬぅん おまに
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma Kun lupasit olla minun omani
おい えっま えっま おい えっま えっま くぅん くぅん るぅぱしと おらぁ みぬぅん おまに
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma Kun lupasit olla minun omani
4.
みな うすこいん や ゔぁんのいん や そるむくせん あんのいん や るぅぱしん おらぁ すぅん おまし
Minä uskoin ja vannoin Ja sormuksen annoin Ja lupasin olla sun omasi
しな ゔぁらし たいといと や らふやすたに らいといと ゔぁいん へいるゔぁと れんかはと こるゔぃし
Sinä valasi taitoit Ja lahjastani laitoit vain heiluvat renkahat korviisi
おい えっま えっま おい えっま えっま ゔぁいん へいるゔぁと れんかはと こるゔぃし
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma
Vain heiluvat renkahat korviisi
おい えっま えっま おい えっま えっま ゔぁいん へいるゔぁと れんかはと こるゔぃし
Oi Emma, Emma, oi Emma, Emma
Vain heiluvat renkahat korviisi
1.
ああ、あなたは覚えていますか、エッマ
月明かりの夜、私たちがダンスから戻ったとき
あなたは心を捧げ、愛を誓い、そして恋人になると約束してくれた
ああ、エッマ、エッマ!ああ、エッマ、エッマ!恋人になると約束してくれた……
4.
私は信じ、誓い、指輪を捧げ
あなたのものになると約束したのです
あなたは誓いを破り、私の贈り物をただのイアリングに変えてしまった
ああ、エッマ、エッマ!ああ、エッマ、エッマ!ただのイアリングに変えてしまった
ああ、エッマ、エッマ!ああ、エッマ、エッマ!ただのイアリングに変えてしまった
なぜ歌詞がいきなり4番に飛んでいるかといえば、後世の音源では間に2番と3番が挟まるからなのです。
2番ではお互いに相手を欲し、3番では愛を裏切らいことを誓おうとします。しかし、4番の結果を迎えてしまうのでした……。
なぜイアリングなのかはよくわからないのですが、エッマは何とも思っていなかった……ということかもしれません。
あるいは単に、拙訳による翻訳間違いでしょう()
トゥレ・アラのヒットソングはもう1つあります。同じ1929年につくられたAsfalttikukkaという曲でした。この曲も大変甘美なメロディで、素晴らしいです。
歌詞については全く触れていないのでわかりませんが、いつか内容を読み取ってみたいとは思います。
https://youtu.be/LfBMMlaH8nY