スオムス戦線

去る18日に第二次世界大戦ヒストリカルサバゲイベント、「ヒスサバZ」に参加してまいりました。

今回も簡単に簡潔に記録を書いてみようと思います。

ヒスサバZは今回で2回目、ボルトアクション式の小銃をメインとしたヒストリカルサバゲーイベントだそうです。

故にエアまたはガスのボルトアクション式小銃しか使用することができません(エアコキピストルはOKなようです)

というわけで参加者はみな兵隊、好き者が30人近くも集まったのでした。

主催pattkyさんはイタリア軍で参戦されており、ヒスサバZにおけるかの軍はドイツ軍に次いで多い戦力だったりします。

なかなか伊軍の勇姿を拝むことができないので、今回は目に福といった感じでした！

意外に日本兵が少なかったり……。





恐るべきことにフィンランド軍は3人集まりました。

メロスさんと私は夏季野戦服、サカ熊さんは通常の野戦服を着用しています。ウールだと3月が限界気候ですね。これ以上暖かくなると着れません。

ヒスサバZということで、装備は皆モシンナガン。示し合わせたかのように弾薬ポーチも帝政ドイツ式。ベルトもm/22バックルタイプですね。

これくらいさっぱりしている方がフィンランド兵っぽくて良いかと思われます。ブレッドバッグのスリングの色が違うところが少し気になる……？



単体で撮ってもらったり。

……しかし野戦帽の被り方がまず過ぎます。ラフすぎて帽章が隠れてしまっています。



モシンナガンを持つとこんな感じでした。やっぱり残念……。



1年に1回は着たい……ということで、最初の1戦だけ冬戦争仕様で参戦しました。帝政ドイツ式のヘルメットにノルウェー軍冬季迷彩服上下という感じ。

今回は人数比の関係で枢軸vs連合(+寝返った枢軸)の形になりました。当然、フィンランドも連合側に入ります。ドイツ兵とは戦いたく無いのですが仕方ない。

ところがこのヘルメットのおかげで、敵味方識別に混乱をもたらしてしまったのです。形は似てますし、おまけに服の色合いも暗めですから……。

そんなわけで混戦になってドイツ兵と出くわしてしまうと、相手が発砲を躊躇してしまうことがありました。そうなるとこちらも何故か撃つに撃てず、慌てて逃げ出す始末。

ドイツ側には分隊で来られている方々がいて、その分隊が突撃を仕掛けてくると、もう流れを止められない状態でした。

どちらもボルトアクション式ですから、同じ数なら統率の取れている側が強くなります。イベント終盤には分隊の突撃が恐ろしくなって、やってきたら逃げ出す始末(私が)。

冷静になってみれば、その場で撃ち続ける必要があったのですが、そんなことを考えていられる状況ではないのです！

あと白熱したのが砦の攻防戦。2箇所の砦を順に落としていく戦闘形式なのですが、途中から手榴弾の投げ合い合戦となりました。当然爆発はしませんから、お互いに投げ返す始末。(エスコートの手榴弾みたいなガス式柄付き手榴弾があると良いのですが……)

この手榴弾も役立つことがあって、バスに立てこもるハンガリー兵に、窓からボトンと落として駆逐したこともありました。





あと今回、嬉しかったのがエストニア義勇兵の方々。まさかバルト海の同胞がおられるとは思いませんでした。それもお二人！ソラさんとガルノフスキーさんだったと思います。

やはりあのエストニア映画の影響は大きいようです。できれば一緒に戦いたかった……(フィンランドとエストニアには奇妙な縁があるのです)

それから、ドイツ空軍装備の方とも少しお話させていただく機会がありました。やっぱり別の装備であっても、集め方調べ方の手法は参考になるところが多いです。いろいろ勉強させていただきました。




というわけで、カレリアぐらし以来にフィンランド軍装ができました。これからはもうナムの季節ですから、スオメンになれるのも5月のPHSでしばらく打ち止めでしょう。

来年もヒスサバZ行ってみたいな……と思うのですが、どうやら北アフリカ戦線イベントを企画されているようです。
北アフリカも気になる戦線の1つです！来年だったらなんとか装備調達できるかなと思いつつ、まずは英軍資料を買ってみようかなと思います。密林で買えるようですし……。便利ですね。

実は英軍装備にはフィンランド軍装備に転用できる物が何点かあります。本当に何点かですし、特殊になってしまうのですが……。

それはさておき。ヒスサバZでは大変楽しい時間を過ごすことができました。
主催者pattkyさん、運営の方々、参加者の皆様、バルト海の同胞、そしてスオミの兵士たち！
ありがとうございました！