2018年03月08日

20180211 分隊戦サバゲ 小レポート

 去る2月11日、サブゼロさん主催のWW2分隊戦サバゲに参加してまいりました。今回はその小レポートとなります。

20180211 分隊戦サバゲ 小レポート
(柊さん撮影 ルカヤルヴィへの道風)


 なお、今回ほとんどの写真は頂き物となっています。柊さん、珍銃ハンターさん改めアキ・ニッカネンさんの撮影された写真を利用しています。




 2月11日は3連休の真ん中ということもあり、各地で様々なイベントが実施されていたようです。このため複数のイベントが重なり、泣く泣く断念されたかたもいらっしゃったようです。それでも分隊戦サバゲには何十人近い参加者が集まり、我らがフィンランド軍も4名の兵士が参加できました。

 今回は分隊戦ということもあり、自分は下級軍曹での参加を決意しました。と言っても下士官がどのような装備をすれば良いのか分からず、兵の階級章に加え下級軍曹を示す白線を肩章につけただけでした。階級章の縫い付け方も白線の出来栄えもかなり微妙なものではありましたが。白線は固定せず、場合によっては脱着出来るようにしました。私はどちらかというと兵の方をやりたいので、他に分隊長志願者がいれば即座に下士官役を取り下げる予定だったのです。なんという後進的精神。

 また今回はラフティ・サロランタを初投入しました。LS-26、俗にラティやラハティと呼ばれるこの銃はフィンランド軍の代表的な軽機関銃であり、冬戦争から継続戦争前期の間まで主力機関銃として活躍しました。この無稼動銃が入荷したらしいという情報を受け、昨年の7月に思わず購入してしまったのです。

20180211 分隊戦サバゲ 小レポート

20180211 分隊戦サバゲ 小レポート

 この写真は昨年撮ったものですが、上げる機会が無かったので。まったく関係ないナム戦イベントで勝手に撮ったものです。この記録も書けていないですね……。いつかまとめたいのですが。

 ともかく、サロランタ軽機を入手したことでフィンランド軍歩兵分隊の火力は理論上増大できました。しかしサバゲですからどうしても撃てるようにする必要があります。そのため、左側面にマルイ電動トンプソン(ストックレス)を括り付けるという荒業をやってのけました。

 ともかく小銃と軽機関銃を持って、分隊戦サバゲに臨みました。

 分隊戦サバゲでは両陣営の兵力差が大きくなっており、フィンランド軍は連合側に入ることを望みました。これは連合側に労農赤軍兵士が1人もいなかったことも影響しています。
 その結果、なんとフィンランド軍は中華民國軍の指揮下に入ることになります。国府軍とフィンランド軍は遠目には似ているため、よく混同されるのですが、まさか同じ小隊の中で戦うとは……。中華民国芬蘭省?

20180211 分隊戦サバゲ 小レポート
(アキ・ニッカネンさん撮影・編集)

 午前中は4人分隊で行動しました。軽機関銃を主軸に国府軍の前進を支援する……はずが、開始早々から日本軍が猛攻を仕掛けてきたため、米軍ともども大混乱に陥ります。アレ、連合軍が攻勢側なんじゃなかったっけ……?

 当初予定では戦線右翼側を押し上げる予定だったのですが、何しろそこに日本軍がいるためどうすることもできません。火力に勝る米軍が右翼を担当し、兵員で勝る国府軍が左翼を前進するといういきなりの臨機応変。フィンランド軍分隊も前進します。なぜか最先鋒。

 次第にサロランタ軽機の弱点が発覚します。電動トンプソンをインシュロックで固定したは良いものの、それが甘すぎたため上下左右にずれるわずれる。おまけに銃口付近の突起物にBB弾が当たり、まともに撃てないどころか跳ね返ってくるという始末。こんな状態ですから有効な火力支援ができません。結果的に電ハンを括り付けた方が良いという結論に至りました。もう少し考えて固定すべきだったか……。マガジンも20連タイプの方が良かったですね。

 そして何より、軽機関銃手は分隊長を兼ねることができないことを身をもって知ります。そもそも何も持っていない状態でさえ分隊長が務まらないのに、長くて重たい銃を担いでいたら余計に指揮できません。ムムム……やはり最初から小銃を持つべきだったか。

 それでもサロランタを投入した甲斐はあったと思います。

 さすがに途中からは特殊弾薬仕様=空撃ちで援護して、午後は小銃に持ち替えたのですが。



20180211 分隊戦サバゲ 小レポート

 昼飯は柊さんと珍銃ハンターさん……オルヤンラーケリさんとニッカネンさんとお呼びした方がいいかな……が用意されたコーヒーと堅パン、おかず、そしてスープを頂きました。ニッカネンさんがつくられたおかずやスープは同人誌のレシピにあったものを再現されたそうです。

 こういう生活面の再現を進めていかれているのを見ると、自分ももっとやらなくてはなと思います。なかなか推し進められないのですが……。


20180211 分隊戦サバゲ 小レポート
(オルヤンラーケリさん撮影)

 オルヤンラーケリさんとニッカネンさんのスオミ短機関銃と、私ユントゥネンのラフティ・サロランタ軽機関銃です。この後、キャプテン某さんがさらにスオミを購入されたそうなので、フィンランド兵の鉄と木の比率が異常に高くなっていました。

 (ところで私のスオミなソウル・ネームはレーヴィ・ヤルモ・ユントゥネンなのですが、だれもそうは呼んでくれません。ラクという語感がハマりすぎなのか否か……。ナムなソウル・ネームはフアン・バー・タンですが、やっぱり同じです。タン同志と及びください。)
 
 午後はオルヤンラーケリさんとキャプテン某さんが後方に退かれたため、フィンランド軍分隊は完全に国府軍指揮下となります。国府軍の指揮はベトナムでお馴染みのヴィン中尉殿が執られていたため、安心して指示に従う事が出来ました。私とニッカネンさんは小銃を手に駆け回ったのでした。




20180211 分隊戦サバゲ 小レポート
(オルヤンラーケリさん撮影)

 今回、分隊戦サバゲの会場は千葉県のクイーンでした。人数が多かったため、少し狭かったようにも感じますが、しかしロケーションは最高でした。

 御覧のように駐車場の向こう側は開墾途中の原野であり、背の高い針葉樹林と相まって撮影にはもってこいのフィールドでした。もっとも、この場所も駐車場にしている最中なのかもしれませんが……。

 自転車があると映えますね。東カレリアもしくはルカヤルヴィ地域といったところでしょうか。

20180211 分隊戦サバゲ 小レポート
(撮影者不明……撮って頂きありがとうございました)

 このような形で再びフィンランド軍が集まれたことをとても嬉しく思います。分隊戦サバゲは次回も企画しているそうで、次は5月だとか。フィールドがオペレーション・フリーダムに変更になるとのことで、さすがに暑すぎて英軍砂漠装備になるかもしれません。出来る限り健闘したいなと思います。



 今回は分隊戦ということで、分隊長を務めさせていただきました。まだまだ分隊を率いるには未熟なので、より良い指揮を取れるようにならねばと思います。それにはまず歩兵教本の基礎を学ばねばならないと痛感した次第です。



20180211 分隊戦サバゲ 小レポート

 現地で購入したもの。SKY(民間防衛隊)の地方防衛部隊記章と、映画ウィンター・ウォーでお馴染みの櫛、WSSのマッチ。さらにHIKI製の野戦服上下も買ってしまいました。野戦服上下は自分で着てもいいし、布教用に持っておいても良いかなと考えています。


 
 


同じカテゴリー(フィンランド軍関係)の記事画像
2018年11月 二次戦で分隊戦ver2.2 フィンランド軍参加
2018年10月 ヒスサバZリターンズ!! フィンランド軍参加
2018前半の二次戦イベント参加記録
ウィンター・ウォー完全版が公開されます!
170318 第2回ヒスサバZ 参戦記
161224 カレリアぐらし1参戦記 教練および実戦編
同じカテゴリー(フィンランド軍関係)の記事
 2018年11月 二次戦で分隊戦ver2.2 フィンランド軍参加 (2021-01-05 21:58)
 2018年10月 ヒスサバZリターンズ!! フィンランド軍参加 (2020-12-15 23:06)
 2018前半の二次戦イベント参加記録 (2018-08-08 17:27)
 ウィンター・ウォー完全版が公開されます! (2017-06-15 23:08)
 170318 第2回ヒスサバZ 参戦記 (2017-03-26 23:36)
 161224 カレリアぐらし1参戦記 教練および実戦編 (2017-02-12 02:00)

この記事へのコメント
初めまして、フィンランド軍いいですね!
ドイツ軍とソ連軍を足して2で割ったようなスタイルがたまりません。
私は武装親衛隊のM44野戦服のコスをしているのですが、国防軍かフィンランド軍に乗り移ろうと考えるようになりました。「1944」という継続戦争の映画をチラリと見たのですが、その際にフィンランド軍興味を持ち、このサイトにたどり着きました。
しかし、フィンランド軍の野戦服や装備一式がなかなか流通していないので困っております。そこでご意見を拝聴したいと思い書き込まさせていただきます。
Posted by シュトロハイム at 2018年06月11日 01:24
シュトロハイム様
コメントありがとうございます。返信遅れて申し訳ないです。
大戦期のフィンランド軍装備は基本的に海外通販で揃える形になります。タリイハンタラを観られたのでしたら、ざっくりと1944年夏季装備がよろしいかと思います。
夏季野戦服とウールパンツはHiki Shopで、野戦帽とブーツはVarsterekaで、m/30ベルトはNestofという形になります。あくまで一例で、しかも非常にざっくりとした例ですが。
国内ではエルベ・ヴェルケさんが扱っておられますので、一式が欲しいのであれば問い合わせてみてはいかがでしょうか(ただし店主さんが多忙のため時間がかかります)。
Posted by ラクの戦争は終わったラクの戦争は終わった at 2018年06月25日 00:01
私もフィンランド軍装備について質問なのですが、野戦ズボンはストレート型か乗馬型どちらの方がいいのでしょうか?
Posted by 軍装初心者 at 2019年07月18日 12:07
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。