2017年01月10日
161223 カレリアぐらし1参戦記 前夜祭編
あけましておめでとうございます。
2017年になりましたね。今年もどうかよろしくお願いいたします……ナム戦も、二次戦も。
というわけで新年最初の記事はカレリアぐらし1の参戦記。今回は前夜祭編です。
スオミKP/31を構える兵。
(KP/31は珍獣ハンターさん作)
2017年になりましたね。今年もどうかよろしくお願いいたします……ナム戦も、二次戦も。
というわけで新年最初の記事はカレリアぐらし1の参戦記。今回は前夜祭編です。
スオミKP/31を構える兵。
(KP/31は珍獣ハンターさん作)
カレリアぐらしの開催が決まったのは2016年の11月頃だったと思います。内容を見た瞬間、「これだ!」とばかりに参加申請を出しました。
今までにもフィンランド兵「も」参加できるイベントはありました。しかし、フィンランド兵「が」参加できるイベントは今回が初めてのようです。
期待に胸を膨らませつつ、私は新しい装備品をいくつか注文したのでした。内訳は単純、ベルトにコート。
今まで使ってきたベルトは幅が狭く、代用としてはイマイチでした。ヒストリカルサバゲにはギリギリ使えても、今回のようなヒストリカルイベントには難しいかなと考えたわけです。
防寒装備も必須と考え、コートも購入します。
ところがm/30ベルトはいつまで経っても届かず、(2017/01/10現在も!)、m/22コートは1週間足らずで到着します。海外通販こわいですね……。
コートの方はワンサイズ大きめのモノを頼みました。試しに部屋で着てみると、野戦服の上から着てちょうどのフィット感。
でも実際に着て動いたらどうなるかはわかりません
。それに腰のベルト!どのみち揃えるし……と、m/22ベルトバックル&ベルトをお頼みしたのでした。
それからインナーも必要です。
あれこれ探してみたのですが、なかなか良いものが見つからない。一番良さげなスウェーデン軍インナーシャツはサイズがふた回りは小さくて、かなり微妙に思えたのです。
とかく、凍死してはいけない……暖かい着替えを大量に用意して、23日の前夜祭に臨んだのでした。
千葉から埼玉まで車で行くのは初めてです。高速道路?おらぁ怖くて乗れねえよォ……。ということで一般道をえっちらおっちら。11時くらいに出て、ついたのは16時か17時くらい。確か4時間かかったはずです。
コンクリートジャングルを延々と走り続けて3時間。ようやく見えてきた遥かなる山並みに、思わず感動します。
「やったよ父さん!ぼくはついにここまで来たんだ!蒼い山々が私を呼んでいるわ!」
途中からハイジくさくなってます。というかフィンランドの高い山は全部ノルウェーとスウェーデンの側にあるから、カレリアに蒼い山脈は無
いんじゃないんですかねぇ……。
などと水を差すようなたわ言を考えつつ、現着。
現地にはすでに参加者の方々がおられました。13時開場なので当たり前と言えばそうなのですが……。
主催の船坂さん&マイクさんに受付をお願いしようと伺うと、受付は18時からとのこと。……だったかな?
どちらにしてもフィンランド軍のテントがまだ立っていなかったため、何となくお手伝いをすることに。多分いない方が役に立ったパターンのお手伝いでした。
実はナム戦米軍のテントだったのですが、形状はわりとフィンランド軍のテントに似通っていました。運営の方々が元々ナム戦に参加してる関係で、借りることができたようです。USマークを見てはいけません。
そんなこんなでテント設営が完了します。ドイツ軍、ソ連軍の方々も各自で野営の準備をされていました。私は車中泊の予定だったのですが、運営さんのご厚意でフィンランド軍テントの中に寝かせてもらえることになったのです!
早速、装備品一切をテントの中に運びこみます……。と、ここで忘れ物に気付きます。
実は船坂さんに頼まれて、フィンランド語の歌詞カードをつくったのです。完成は22日、ギリギリです。これでフィンランド国家やフィンランディア賛歌を歌える!……ついでにモミの木もね。
ところがお馬鹿なことに、印刷したはいいが綴じることができない。ホチキスの針が足りないことに気付かなかったのです!
仕方なしに道中で補給し、現地で製本しようという計画にします。……で、それをすっかり忘れて、テントの設営に加わったのでした。
ヤバイヤバイ、と思っていると、近くにスラリとしたフィンランド兵がいます。兵長の階級をつけているではありませんか。
「すいません製本の手伝いお願いできますか?」
「あ、いいですよ」
と、これがケッソネン兵長(しぇりだんさん)との出会いだったのでした。というか上官に頼む兵って……。
そんなこんなで歌詞カードは完成しますが、結局のところ陽の目を見ずに終わりました。
初回ということもあって運営さんの方も手探り状態。受付では「フィンランド兵は計算もできないのか!」「(ブーメラン)」のショートコントが生まれます。
合唱ができなかったことは誠に残念でしたが、まあ初回というのは様々な問題が浮上するものです。それに私もロシアのための民謡を入れてませんでしたし……。
そんなこんなで受付が終わると、ささやかな宴会が始まるのでした。
当初、フィンランド兵のテーブルにいたのはマイク曹長、ケッソネン兵長、そして私、ユントゥネン。……結局、この名前も使いませんでした。自分で考えといて忘れてる始末。
マイクさん「というか君達は静かだなぁ!」
すいません会話が進まない進まない。
時間が経つにつれて、何人かの参加者がやってきました。
フィンランド軍は大いに増強されます。特に驚き桃の木なのが、珍獣ハンターさんがつくられたラフティL-35とスオミKP/31!
ラフティの自動拳銃は以前、PHSで拝見したことがありました。今回は塗装が施されています。
「夢が叶った!」と喜ばれる曹長。ラフティのモデルガンなんて、見たことないですからねぇ……。
そしてこれが珍獣ハンターさんの新作、KP/31。被写体はケッソネン兵長です。ついでなので、私の持ってきた冬季迷彩服を着てもらっています。
実物のストックを元に各部の寸法を割り出したとか。内部にガスブロ機構を組み込んでみたい……とのこと。ガスブロKP/31ってマジか……。
私も持たせてもらいました。とても軽い!それもそのはず、3Dプリンタでつくられたそうなのです。この時点では擦り合わせが間に合わず、マガジンキャッチが機能していないとのこと。マガジン自体はPPSh-41のものを流用しているそうです。
2丁?そう、途中で柊さんが無稼働実銃を持ってこられたのです。さすがに重い!
シッシ戦に移れそうですね。44年時だと、通常の歩兵分隊でも2丁の短機関銃を装備していました。猟兵になると3丁になるそうな。
当時、フィンランド軍は人員不足に喘いでいて、歩兵師団を2個連隊編制にしたり、歩兵分隊に3丁の短機関銃を配備しようと画策したり、いろいろ苦労していたようです。
結局、PPSコピーのKP/44が大量配備される前に戦争は終わりましたが……。
カレリアぐらしのフィンランド兵はほとんどが小銃装備。44年ですが軽機関銃すら無し……。頼みの綱はたった1丁のPPSh-41という有様です。
なんというジリ貧。しかしこの問題は、23日になると改善されることになります。
今回はここまで。いつもよりは淡白に書けたかなと思います。
もう少し文章の練習をした方がいいのかもしれませんね。まあ、最初の頃の記事を見ると「……成長はしてるな」と思えますが。
ベトベト2の参戦記はルポ風に描きましたが、アレは完成に時間がかかる上にビミョーなのでやめにしときます。シンプルな方がええです……。
というわけで、次へ。(いつになるかは未定)