2012年05月06日

ソビエト M40型ヘルメット

ソビエト M40型ヘルメット

 ソ連兵をやる上で、必ずしも必要でない必需品がヘルメットです。

 典型的なタンクデサントをやるならピロトカだけで十分でしょうから。

ソビエト M40型ヘルメット

 いかにもロシアな内部。被るときには帽子の上に被った方が楽です。

 WW2ソ連装備はこれしか持っていません。
 将来、フィンランドとソビエト両軍をやるのであれば共用が可能なこのヘルメットを使おう!と考えたのです。


 フィンランド軍ではどのように使われていたか?Finnish Junkyard Helmets から引用します。

http://netti.nic.fi/~junkyard/helmets.html

The Finnish Army captured 34 700 of these during Continuation War. 20 000 of them were restored to give out to secondary units and some units in panzer division. The color is moss-green.

 “secondary units ”が二戦級部隊を示しているとすれば、

「2万個が二戦級部隊と戦車師団の従属部隊で再利用された」

というところでしょうか。

 さらに戦車師団の編成をJAEGER PLATOON: FINNISH ARMY 1918 - 1945 WEBSITE FORMATIONS (TO&E), PART 4 World War II, Armour & Artillery で調べてみると、

http://www.jaegerplatoon.net/FORMATIONS4.htm

1941年にT-26が主力の旅団が編制され、1943年に師団が編制されているようです。師団には猟兵部隊(戦車に随伴する歩兵?)も配属されています。
 詳しいところは割愛です。無料でこれだけの情報を読めることに感謝です。

 (よくよく読んだら火焔放射戦車大隊なんてのも編制されている……。
火焔放射型は通常型に改造された、というのを何かで読んだのですが、最初は使う気満々だったようで。)


 で、つまり、
通常の歩兵部隊ではM40型ヘルメットを使うことが出来ない
ようですね。

 しかも、
M40型なんて名前ですから冬戦争ではまったく使えない
わけですな!

 そりゃ使用されてないでしょうよ、使ってたらパラドックスだものw
 使うとしても「冬戦争でヘルメットが足りなかった。なので仕方なく倒したロシア兵のものを被った。酷いシロモノだったが仕方ない」とか理由付けてM36型……
 大祖国戦争前期のソビエト軍とかでもこっちをチョイスするべきなのだろうか。


 Finnish Junkyard というサイト、WW2フィンランド軍をやる上でかなり参考になります。
 もっと早くに知っておけばヨカッタナ~。


 今のままナンチャッテ装備を続けるとすると、1943~1944年ころの戦車師団の猟兵部隊か……。
 兵科色は黒になるのかな?

 ヒストリカルって難しいデスネ……。とりあえずはサバゲにしか参加していないので手抜きが出来ますが。





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Posted by ラクの戦争は終わった at 20:57│Comments(2)ソビエト軍装備
この記事へのコメント
こんにちは。ドイツ軍をやっているハントと申します。
足跡からたどり着きました。
ソ連軍には是非増えてもらいたいので、ソ連兵をやってくださると嬉しいです(笑)。
それはともかく、WW2仲間として以後よろしくお願いします!
Posted by ハントハント at 2012年06月25日 16:32
>>ハントさん
コメントありがとうございます!いつもブログ拝見しております。

ソ連兵は是非ともやりたい、と考えています。ウラーゾフ軍などにも非常に興味があります。
WW2戦線の輪が広がると嬉しいですね。よろしくお願いします!
Posted by ラクラク at 2012年06月26日 00:48
 
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